1年半ほど前に購入したMac用Happy Hacking Keyboard(HHKB) Lite2を年末の余暇を使ってついに掃除、仕事で毎日使っていたキーボードだったから汚れ方もひとしお

本当は昨日今日は仕事になる予定だったのだが、幸いにして業務がなくなり余暇を2日ゲットすることができた(といっても本来休みだったので得したわけではない)。てなわけで、前回に引き続きHHKB掃除。今回は1年半前に購入して仕事でずっと使い続けたMac版のHHKB Lite2の掃除である。今回の作業時間は約2.5時間。白だったので汚れが目立ち入念にやってしまった結果かもしれない。

出向先の業務終了で持ち帰って来たキーボード

前回は思いつきで掃除をしてしまったが、今回は出向先の契約終了で持ち込みのキーボードを撤収するタイミングで掃除をしようと思っていたので決行した。
前回の掃除の時に購入したキープラーの出番がまたやってきたのである。キートップを傷めずに引き抜くには、この工具が必要だ。類似品もあるが私は使ったことがない。FILCOのキープラーは値段も安くて使い勝手も悪くないので、個人的には気に入っている。

キーボード

私が普段使っているのは、PFUさんのHappy Hacking KeyboardのLite版、HHKB Lite2というモデルである。
自宅では黒のUNIXタイプであるが、Mac用も出ていて、仕事でMacを使う場合にはオフィスに置きっ放しにして使っている。
Professional版だと静電容量無接点方式というタイプのキーボードで静音性も優れていたりと、高いだけあって優秀な入力デバイスだ(以前に仕事で使ったことはある)。プログラマやSIerなど、エディタやコンソール画面と日々向き合ってマウスよりキーボードの使用頻度が高いエンジニアにとっては、個人所有を仕事場に持ち込んででも使いたい逸品であろう。会社の経費で買ってもらいたいところだが、なかなか首を縦に振ってくれる会社は少ないのではないか。私の会社でもおそらく難しいので(怖くて聞けない)、個人的にLite2のUS配列(英語配列・UNIX配列とも言う?)を購入してそれを仕事で使っている。

昔は私もWindows使い(というかFreeBSD使い)だったのでWindows版を使っていたが、最近はMac使いになっているので、あわせてMac版のLite2を買って、こちらは職場に置きっ放しにして使っている。どちらのキーボードでもWin/Mac/Unixどれでも使用は可能である。現にいまこの記事を自宅で書いているのはMacBook Proであり、キーボードはHHKB Lite2 Windows版の黒のLite2だ。

Mac版といってもWindowsでもUNIXでも使える。コマンドキーやオプションキーといった、Mac特有のキーがあるというだけだ。しかしMac版ではないHHKBでも問題なく使える。同じ位置の別のキーがコマンドキーがわりになるし、Altキーがオプションキーになる。特にMac用にこだわって買う必要はないかもしれないが、Macしか使わないのなら、Mac用を買う方がいいかもしれない。

準備

先ほども書いたように、キープラーは必要。ブラシとセットになっているものからプラーのみのものまで様々あるけれど、私はFILCOのキープラーを使っている。
ブロアーはカメラ・レンズ用のものを流用。エアーダスターを持っていれば十分だ。

キートップを拭いたり、キートップをすべて外した状態でキーボードを吹くのに無水アルコールを使用する。
残念なことに、いまだわが自宅には無水アルコールがないため、消毒用エタノールを流用。
基本的には無水アルコールを使うほうが望ましい。また、洗剤などを使うよりはアルコールのほうが良いと感じている。世の中には洗濯ネットの中にキートップを全て入れて洗濯機に突っ込んで洗う人や、家庭用洗剤を薄めたバケツに放り込んでガラガラ回す人などいろいろ居るようだ。キートップ表面の刻印が消えてしまう可能性も視野に入れて掃除は考えるほうがよいだろう。無刻印キーボードを使っている人なら刻印が消えてしまう問題は関係ないかもしれないが、手荒に扱うことでキートップ自体に損傷ができないとも限らない。時間はかかるが、手で1つ1つ汚れを取るほうがいいとは思う。

キートップをやキーボードを拭くのに、ティッシュや使い捨てウェットティッシュ、雑巾はケバが付着するのでよろしくない。綿棒もちぎれた綿がキートップにからまってしまうため、基本的にはよくない。細部を掃除するのに私は綿棒を使っているが、アルコールを染み込ませてケバが付着しないよう慎重に使っている。それが難しい人は綿棒は使わないほうがいい。
クリーニングクロスはケバも出ず傷もつかないため良い。10枚セットぐらいのが売っているのでそれを入手するといいだろう。私はカメラレンズ用のクリーニングクロスを持っているので、こちらを流用。

除電ブラシは「あればいいね」程度だろう。先にハケが付いているカメラ用のブロアーブラシがあったので、私はこれを流用している。

さて、最後にエアダスターである。これは、パソコンを使っている人・職場・ご家庭なら、1度は使ったことがあるだろうし、1本は常備しておきたいものだろう。ということで何物であるかの説明は割愛しよう。

ということで、作業開始である。

クリーニング

最初に、キートップはすべて抜いておく。1つ抜いて下を掃除して…は基本的にキーボード側が掃除しにくいので、いったんキートップは全て取り除いた状態にする。
また、抜いたキートップを適当に散らばらせておくよりは、もとのキーボードの配列に並べておくほうが、順に掃除をしながらキーボードにハメていけるのでわかりやすい。
キー配列が不安な方は、抜く前にスマホなどで写真を撮っておくほうがよい。

キートップの抜き方は、いったんコツを掴めば難しい作業ではない。
まず、金属部分の根元に指を入れて先端を開く。指は使いやすい指でいいが、人差し指よりは中指か小指が扱いやすいかもしれない。

そして、そのままキープラーを引き抜きたいキーの上から下ろしていき、開いた先端をキーボードの両脇に滑り込ませる。

ちょっと角度をずらして、キートップに対してキープラーが斜めになるようにしてひっかける。ドライバーでネジを回すような要領で、右もしくは左に軽くねじればいい。

そのまま、注意深くゆっくりと力をかけて、真上に引き抜いていく。
この抜く作業も、数を繰り返すうちに感覚がつかめるので、特に難しいことはない。

作業中、場合によっては隣のキートップにもひっかかって抜ける場合もあるので注意されたい。いずれにしてもキートップを傷めないように、ゆっくり落ち着いて作業をしたい。そして、すべてのキートップを外していく。
大きめのShift、Return(Windowsの108キーボードなどではEnter)、スペースキーなどの、他のキートップとは大きさや幅の異なるキーは、中に金具が入っているものもあるため注意したい。引き抜いたときに金具がキーボード側のスリットで固定されている場合があるので注意したい。大抵の場合、キートップを引き抜いたときに、金具がキートップの固定部分から外される。

特にスペースキーは抜き方がめんどくさくて、文章では書けない(笑)。というか、説明する私でさえ、結構難儀する。
一応方法としては、まず片側を引き、その次逆側を引き、両側が上がったら真上に引き抜く感じなのだが、試行錯誤して引き抜くことが多いので、この抜き方が正しいかどうかは微妙である。スペースキーは、キー中央部に柱があり、両脇の柱は補助なので、本当であれば両側を同時に引き上げるほうがいいはずだ。この場合、FILCOのキープラーを2本用意して、うまくキーボードを固定した上で両手で引き抜くしかなさそうである。いずれにしても、壊さないように注意されたい。

金具が残った場合は、これを取り外す。これ自体はスリットに金具の足が入ってるだけなので簡単に取り出せる。

全て取り除き終えたら、キーボード本体側の掃除を始めたい。本体を先に掃除し、その後でキートップを1つずつキレイにしたら、順にキーボード本体にハメて戻していけばいい。

無水アルコールを浸した綿棒もしくはクリーニングクロスで、丁寧に本体側の汚れを取り除く。
髪の毛や大きなホコリが多い場合は、一旦ベランダや玄関に持っていき、エアダスターでざっくり取り除いておくこと。

金具もかなりアブラやヨゴレなどが付着している。おおまかな汚れはティッシュなどで除去し、その後は無水アルコールを含ませたクリーニングクロスで丁寧に汚れを拭き取る。

金具を滑り込ませるスリット部分は、ハケやブラシなどを使って汚れを掃き出した上でクリーニングする。

キーボード本体外側の汚れも落とす。無水アルコールを含ませたクリーニングクロスで、ゆっくりしっかりと汚れを拭き取っていく。USBケーブルなども、あわせてキレイにしておきたい。

本体側が終わったら、いよいよキートップのクリーニングである。
エタノールを含ませたクリーニングクロスを敷き(アルコールに弱いテーブルもあるので、台や板、容器などの中で作業するほうがよいだろう)、キートップの4側面を入念に拭いていく。手垢やアブラなどがひどい場合は、クロスに強目に押し当てて拭く。白いキーボードは汚れが目立つため、べったりした汚れも目立った。そのため、1つのキートップに2分近く時間を費やしてしまった。
キートップ1つにかける時間が長ければ、当然ながら、掛けるキートップ総数のぶんだけ時間が掛かることは分かるだろう。手早くやるか入念にやるかは、そのときの汚れ具合や使える時間などで調整されたい。
キートップの4つの角も案外汚れが残るので、押し当てるだけではなくクロスで軽く丸みを帯びた角に溜まった汚れも拭き取っていく。

キートップ表面は、力を入れすぎると刻印が消えてしまう可能性もあるので、軽く丁寧に拭いていく(無刻印になっても問題がないなら、あえて強くこすればいい)。指に触れる面なのでカーブが掛かっているはず。指先で軽く数回往復させる感じで拭けば良いだろう。

キートップの内側は、静電ブラシなどでクリーニングをするのほうが楽である。私の場合は無水アルコールを含ませた綿棒で、ケバが付着しないように注意しながら掃除をした。綿棒を使う場合はケバの付着には要注意である。ケバがついた状態でキートップをキーボードに戻しも掃除した意味がない。
また、今回はハケ付きのブロアーブラシも用意したので、このブラシも使って裏側掃除を試みた。案外使える。


この作業が1つのキートップ清掃のワンセットである。この作業を、すべてのキートップで行うことになる。大きめのキートップについても同様である。

キートップを1つキレイにしたら、キーボード本体の元の位置に戻しておく。こうすれば、キートップをなくしたり、誤った場所に挿すこともないだろう。
スペースキーやShift、Return(Enter)などの一部キートップには固定用の金具があるので、取り外しの際に取り付け状態を確認しておくのがよいだろう。不安ならスマホで写真を撮っておく方がいい。

そして、すべてが終われば、この通りキレイなキーボード爆誕である。

掃除はめんどくさくて大変ではあるが、普段使うものをキレイにすると、気分一新で気持ちが良いものだ。
特に、プロフェッショナルなら、常にカラダに触れているキーボードを大切に使うことは重要ではないだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。