ニュージーランド語学留学の記録 ~社会人だって頑張れば短期留学できるの巻~ 「安く短く語学留学するという意味」

「1年留学したって結局身に付かずに終わるよ」
「4週間目からようやく全英語環境に慣れてくるのに、1~3週間の留学なんて意味ないよ」
「世界の英語はアメリカ英語なんだから、イギリスでもオーストラリアでもニュージーランドでもカナダでもなく、アメリカに行くべきだ」
などなどなど。

いろんな話を聞いた。
どれも信憑性があるような、ないような。
最後の文句に至っては、英語でも聞かされたよ。行ってる英会話教室のS先生が「ニュージーランドでブリティッシュイングリッシュなアクセント身につけてきたら、私わかんないわね」。

娘を留学させてはいけない」という本も立ち読みした。全部じゃないが、ほとんど完全にネガティブなことしかかかれていない。書くのは自由だし、当たらずとも遠からずだとは思うが、殺人やレイプの恐怖は日本ならゼロかと言われればそんなことはないし、国際結婚して日本にもどらなくなって孫の顔もろくに見れなくなるから留学させるなっていうのは、どう考えても飛躍しすぎる。もちろんそういう事例もあるという「あえて」マイナーな部分にクローズアップした著書なのはわかるが…読んだらホントにいきたくなくなるような本だった。

数週間程度では「身に付かない」。これは事実だと思う。
しかしこれは「駅前留学で50万円払えばべらべらになれる」とか「ホゲステーションのカトリの本を丸暗記すればフレンドリに会話ができる」を越える事実ではないと信じている。
50万円をどぶに捨てた事例は、わが娘が国際結婚して孫の顔が10年に一度しかみれなくなったような事例にくらべればはるかに数多いし、カトリシンゴはホゲステーションを何年もやってるくせに、NASA見学でスタッフの熱心な説明に対してもろくな会話や返答ができていなかった(もっとも奴の場合は英語や英会話に対する姿勢そのものに疑問があるし、普段の態度にも相当問題がある。別にどうでもいいけど)。
だから、ニュージーランドにしろアメリカにしろ、数週間行ったところで身に付かない。1年行って、4年行って、10年行って身に付かない奴も山ほどいるのだから、数週間程度で何ができるのだろうか、という意見ごもっとも、と私だって多少なりとも思っている。しかし、同じ50万円なら、私は駅前留学なんかより、短期留学に費やすほうがはるかにはるかに良いと思っている。50万円で英会話ができたように錯覚させられるよりは、50万円で自分が英会話についてどう向き合えばいいのかという事を厳しくも教えてくれる方を望むからだ。

国内で英語をずっと頑張ってきている人が、なかなか成長できない。
そして、はたして自分はこのまま続けていくことに意味があるのかと問い始める。
国内での学習にそもそも限界があるのか? いやそんなことはないはずだ。しかし、長期留学するような金も時間もいまさらない。仕事はどうする、会社はどうする、家庭は…
と悩むわけである。私は家庭はないので仕事と会社までだったが。
こういう悩みは英語学習をしている上で、誰しもが1度ならずも出てくるものなのではないだろうか。
私だけなのだろうか。

で、である。
だったら、このまま続けるべきか否か、一度英語漬けの生活を一定期間すればいいじゃないか。
そうすれば、決着がつけられる。
これ以上NHKの英会話を聞くべきか聞かないべきかを、決して安くない海外留学をサイコロがわりにすることもないのかもしれないが、1週間にしろ3週間にしろ、やるだけやってダメなら諦めればよい。自信がもてれば国内で継続していけばよいではないか。

ある意味試金石的な海外留学を想定して、留学を決意することにした。
といっても、私の場合は英語はライフワークだと位置づけて久しいので、どちらかというと試金石というよりは腕試しに近いものがあるが、国内で勉強しているのとは違った刺激があることは間違いないはずだ。

さて、私だって一般の社会人…よりは少し恵まれている大学職員なので、夏休み中にオフィス内のスタッフと相談の上、上手に予定を組めば3週間連続した休みを取得できることができる。
そこで、3週間の留学を決定した。
問題は費用である。
決して私は金持ちではない。少しでも安くしたい。
いろいろウェブで調べた。
アメリカは総じて高い。
カナダもそれなりに高い。
イギリスは論外。てか、ファーンボロー航空ショーのときに、なんだか冷たい人が多かったり物価が高かったりで、あまりいいイメージを持っていないのでパス(2005.7.27追記 その後テロも起きたしね)。
となると、残るはオーストラリアとニュージーランド。
実は昨年あたりは、シドニー工科大学あたりを狙っていたのだが、AUDが徐々に高くなってきたため、ニュージーランド留学が赤丸急上昇となったのである。

専門の語学学校の選択は、しなかった。
語学学校は設備がたいていよくなかったりする上に、そもそもノンネイティブしか集まらないので、ネイティブの英語に触れる機会が極端に下がってしまいかねない。
もちろん大学付属の語学学校にしたって集まるのはノンネイティブばかりだが、放課後はキャンパスでネイティブとの交流を見つけるチャンスがある。設備も大学なら図書館、コンピュータルーム、食堂…などなど、いろいろ揃っている。大学ファシリティを利用できるのはモーレツに魅力だ。特に図書館とかコンピュータルームとか。ということで私は大学付属で徹底的に探した。

私が大学に固執した理由は、ほかにもある。
私の職場で利用・応用できる「グッドアイデア」がないか、ということである。海外の大学から少しでもヒントを得たい。情報収集の貴重な資源としても、私の場合は大学の付属機関の選択という点は重要なポイントであった。ただの趣味だけで終わりにさせたくない。活かせるものはすべて吸収したい。私は欲張りな人間だから。

そうなるとますますニュージーランドのほうが安くあげられることに気が付く。
しかし、アクセント問題がどうしても気にかかる。
わが大学の国際センターのT賀嬢は、ばりばり英語できる大阪人なので、聞いてみた。
「え~、でもP先生(ニュージーランド人)の英語って聞いてて違和感ある?」
「あまりない」
「じゃあ大丈夫でしょ」
「そうなんかなぁ」
「っていうか、アメリカ英語だけが英語じゃないし、気にする必要ないよ」
「アクセント問題以前の問題ね…わしの場合」
ということで、あっけなく解決。
アクセントの前にベースを身につけておく必要がある。
アクセントなんて後からナントカなる…と思ったら大間違いだよ、という人も結構いるのだが、きっとなんとかなる。なんとかならない場合はなんとかならなくてもよいだろう。T賀嬢の言うようにアメリカ英語だけが英語ではないし、通じれば問題がない。確かに日本人に身近な英語はアメリカ英語かもしれんが、コミュニケーションツールとしての英語を身につけるのであれば、よほど変な、たとえばシングリッシュ(シンガポールなまり英語)などのようなものでなければ問題ない。どんなにキレイなアメリカ英語的発音ができても、会話ができなければ役に立たない。言語として成立していないわけである。
っていうか、私の場合、一生かかったところで、脳味噌をネイティブの人のものと入れ替えない限り、ジャパニーズイングリッシュの域は脱出不可能である。気にしていたら終わりだ。
ということで、アクセント問題は50代以降の宿題とすることに決めた。

(2005.7.27追記)今日Nateのクラスを受講してたまたま聞けたのだが、インド人の英語はとんでもなく聞きづらいらしい。アクセントが相当違うようだ。しかし、それでもコミュニケーションは成立している。立派にビジネスも成り立っている。そう考えれば、我々日本人は中学校からアメリカ英語をたしなんでいるので、多少ブリティッシュやらキィウィやらオージーやらシングリッシュが混じったって問題はない。

さて。
決意はほぼ固まった。
いざ、準備、そして出発である。

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