PHPの再勉強ということでオライリーの「プログラミングPHP第3版」を買って読み進めていったものの、確かに基本に立ち返って勉強はできたが深い言語仕様には触れられておらずオライリー本でこの内容だともはや言語仕様詳細が書かれた本はないのかもしれない

Ruby勉強だのC#勉強だのと騒いで、さらにPHP再勉強だといってゲットした「プログラミングPHP 第3版」。オライリーだし、期待してページを繰っていったものの、言語仕様の解説は基礎的な部分にのみ留まり、あとはウェブやデータベースなどといった実用面での解説になっていた。


まあ実際、あの厚さ(薄さ)の書籍で、しかも目次をめくればウェブだのデータベースだのXMLだのPDFだのグラフィックだのと実用面での記述に目を向けられていることを考えれば、言語仕様に深くページを割いているということは考えにくいのは間違いない。
もちろんそのことを見越して買ったという面もあるのだが、しかし分かりやすくではないにしても網羅的ないしは簡単に触れる程度に記述はあるのだろう、という期待はあった。まあ索引を見てもいくつかの記述が見当たらなかったりしたので、予感めいたものはあったし覚悟はしていたんだけれど、しかしいざページをめくり終わって記載がどこにもなかったという事実を知ると、「え、これ本当にオライリーの本で、しかも開発に携わった人が書いてるの? じゃあ言語仕様をしっかり理解するには、どの本がベストだったの?」という怒りとも嘆きともつかない感情が湧いて出てくるのである。

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決して安い価格ではない本で裏切られると、結構な痛手である。

自分が知りたかったのはオブジェクトやクラスに関する仕様で、PHPのドキュメントページでは日本語訳があっても分かりにくい、つかみにくいというのがあったので、書籍としてまとまった形で読み解きたかったのである。

ちなみに私が技術に関することでウェブだけではなく書籍に拘る理由は、単に本が好きというだけではなく、オフラインであっても情報が確保されていることや、「印税」というインセンティブによってある程度担保される執筆クオリティや深い情報量というものが間違いなく存在するからである。

しかし、オライリーの「プログラミングPHP第3版」の執筆者にはそのモチベーションがなかったのか、あるいは詳細な言語仕様などをつらつら書いて読者の興味を失わせるよりも、もっと実務的に必要とされる内容を盛り込んで購買意欲をそそらせることを重要視したのか。

その真意は分かりかねるが、いずれにしても、あのオライリー本でこの状態であるとすると、もはやPHPという言語の全仕様を理解するための本というのは、おそらくどこにもない(まだ登場していない)ということで間違いなさそうである。
なんともはや、残念でならない。

ただ一つ言えるのは、逆に深い言語仕様にこだわることなく、PHPのプログラミングをある程度まんべんなく理解したい、という方にとってみると、かなり良書であることは間違いないだろう。
特にPHPでウェブアプリケーションをこれから勉強したいという人であれば、日本人が執筆した数多ある解説本や入門書の他に、バイブルとしての1冊として「プログラミングPHP第3版」を手元に用意しておくことは決して損ではない。入門書を終えてしまうと、おそらくもっと深い話を知りたくなるに違いない。○○はどうやればいいのだろう、××はどういう意味なんだろう、などなど、疑問が出てくるものだ。
その時に解答を知りたいのであれば、やはりオライリー本は良書なのである。

でもほんと、もっとコアでヘビーなPHP本、特に言語仕様をしっかり記載したものを出してください、オライリーさん!

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